事業紹介
異形鋼(差厚鋼板)
ご希望の断面形状を、高品質低コストで実現。
異形鋼(いけいこう)とは、台形や六角・凸型・凹型など様々な断面形状をした鋼材です。
日本金属では、四方向圧延の技術で切削工程の省略によるコストダウンや、長尺で高精度な製品などのご要望に対応可能。精密分野から建築分野まで幅広くユーザーにご利用いただいています。
用途例
精密機械部品(ベアリング、インクジェットヘッド、トナーブレード、スライドレール等)
電子部品(ヒートシンク、コネクタ、リードフレーム向け異形条)
各種スクリーン(バスケット、除塵機等)
産業用機器(食品用切断カッター、搬送ガイド等)
条鋼(線材、棒鋼、軌条等)
開先平鋼(V溝・各種開先加工)
異形鋼(差厚鋼板)の特長
複雑な凹凸断面形状や長尺を加工する時に……
プレーナー(平削り盤)やエンドミルで切削した場合
- プレーナー(平削り盤)やエンドミルで切削した場合
- ① 削り代、切削屑増加による歩留り低下
- ② 加工時間は加工面積に比例
- ③ 切削による加工傷の修正
- ④ 両面加工は倍の時間かかる
- ⇒材料ロスや加工時間を費やすため高コスト
日本金属の四方冷間圧延機で圧延した場合
- ① 削らない為に切削屑が発生しない
- ② タンデム高速圧延機で加工時間を短縮
- ③ 冷間圧延による高品質な表面肌
- ④ 四方向圧延により四面同時加工が可能
- ⇒切削と比べて低コストな加工方法
製造工程・範囲
製造可能範囲
当社の加工技術は素材を選びませんステンレスから普通鋼・ケイ素鋼・チタンなど、お客さまの希望する製品をお届けします。
■オーステナイト系ステンレス
SUS304・SUS304L
SUS316・SUS316L
SUS301
■フェライト系ステンレス
SUS430・SUS430LX
SUS444・430MA
■マルテンサイト系ステンレス
SUS410S・SUS420J2
■特殊鋼
SCM415,SAE1010
S50C・S60C・SK75
SK85・SKS81
■普通鋼
SPCD・SPCE・SPCC・SPHC
■非鉄金属
■純ニッケル・純チタン
製造工程
日本金属の精密異形鋼はお客さまの用途・仕様・形状ごとに素材の設計、材料の選定を行い、最適な成形プロセスを選択します。製品形態はオシレート巻き・コイル巻き・定尺品・最終製品形状までの加工など、お客様の最も使いやすい形態でお届けいたします。
技術
自在な製品形状
形状設計
FEM解析(Finite Element Method:有限要素法)を用い、成形時の応力や負荷シミュレーションをすることで製造コストの低減と短納期化を実現しています。
製造設備
製造設備
圧延加工は独自設計した4方向圧延機を用いています。この設備はインラインでAGC(Automatic Gage Control:自動板厚制御)や画像検査装置を備え、全長保証をしながら高速成形することができます。また、圧延機とロールフォーミングマシンを組み合わせることで複雑な形状も成形します。
3タンデム4方向精密圧延機
品質保証
検査装置
精密異形鋼専用に開発したインライン画像検査装置により、一般的な抜き取り検査ではなく、全長保証体制を実現しました。ますます高精度を要求される精密異形鋼において多くのお客様から高い信頼を得ています。
また、お客様の様々なニーズ、多様化する品質に常に対応し続けるため、積極的に検査装置を導入しています。
インライン表面画像検査装置
プロファイル画像測定装置
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自動振れ検査装置
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表面画像検査ライン
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CNC三次元形状測定機
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引張試験機
仕様に関する詳細情報
製品カタログダウンロード
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